株式投資をしていると、数年に1度くらいの頻度で株価の暴落を経験しますよね。
株価の暴落は、過去の歴史においても繰り返し起きていて、避けて通れません。
株価が暴落したとき、どうすればいいですか?
株価が暴落したときは、買いのチャンスですよ。ただし、暴落は何日も続くことがあるので、すぐには買わず様子をみましょう。
株価暴落は、何度、経験しても怖い物。
株価の暴落が何日も続くと、「このまま、株価がずっと下落し続けるかも・・・」と、不安な気持ちになりますよね。
とくに投資初心者の人は、怖くてどうすればいいか分からない人も多いですよね。
株価暴落のときは、買いの大チャンスです。
先に紹介しておくと、株価暴落時の対処法は3つ。
- 勇気を出して買う
- 相場から離れる
- 絶対に売らない
今回は、投資歴20年の主婦の私が経験した株価の暴落と、株価暴落時の対処法を紹介します。
投資初心者の人に参考になるとうれしいです。
投資歴20年の主婦が経験した株価の暴落
株価がどんどん上がる上昇相場は気分がいいけど、残念ながらずっと続くことはありません。
天井を打った株は、いずれ株価の暴落が始まります。株価は、投資家心理の影響が大きいです。
楽観モードのときは強気相場、悲観モードのときは弱気相場
上記のように、市場は投資家心理によって大きく動きます。
投資歴20年の主婦の私が経験した過去の暴落では、ITバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、チャイナショック、コロナショックがありました。
ITバブル崩壊(2000年代初期)
ITバブルがあったときは、私が投資を始めて間もない頃です。投資額も少なく、被害はほぼありませんでした。
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リーマンショック(2008年)
今までの投資人生の中で、リーマンショックが一番、暴落のショックが大きかったです。
心理的にも相当なダメージを受けました。
株価を見るのが楽しみな私でも、毎日下がる株価が憂鬱で見るのもイヤになりました。
この頃の投資金額は、100万円くらい。株式投資をして初めての大きな含み損に怖くなりました。
リーマンショックは、株価がずっと下がり続けたイメージがあります。
株価が回復するのも数年くらいかかった気が・・・。
私がリーマンショック時に対処した方法は、株価を一切見ずに放置です。ずっと放置して、新規に購入もなし。
今の私なら、チャンスだと思って購入していたはず・・・。だけど、初めての大きな暴落経験が怖くて、株を購入しませんでした。
東日本大震災(2011年)
このときは勇気を出して、震災の前日に上場したカルビーを、100株購入しました。
カルビーは、震災前日が上場日でした。私は、残念ながら事前の公募(IPO)に外れてしまい、購入できず。
だけど、震災の暴落で、カルビーの株価が公募価格と同じくらいの金額に。
これは大チャンスだと思って、100株購入。
IPOは、基本的に企業価値よりも安く買えるので儲かることが多いです。新規に上場すると、株主が集まりやすく、株価の上昇が期待できるから。
チャイナショック(2015年)
このときもチャンスだと思って、欲しかった銘柄をバーゲン価格で購入しました。
後に株価は戻り、チャンスをつかむことに成功。
暴落を何度か経験するうちに、買い向かう勇気が出るようになりました。
コロナショック(2020年2月~3月)
コロナショックのときも大チャンスだと思って、色々な銘柄を購入しました。
失敗だったのは、私が底だと思って購入した後も、大幅な下落が何日か続いたことです。
大底をつける頃には、資金がなくなって買えませんでした。
株価が暴落したときの対処法 株価が暴落したらどうすればいい?
株価が暴落したときに対処する方法は、以下の3つ。
- 勇気を出して買う
- 相場からしばらく離れる
- 絶対に売らない
過去の歴史を振り返れば、何度、株が暴落を繰り返しても、株価はその後、回復しています。
過去の歴史において、バブルと暴落を繰り返すことが証明されています。
この暴落時にどう対処するかで、投資家として市場に生き残れるかどうかが決まると言っても過言ではないくらい。
勇気を出して買う
暴落は、買いの大チャンス
暴落時に勇気を出して買うことで、成功をつかむことができます。
暴落時は、すぐには買わずに、しばらく様子を見ながら少しずつ買いましょう。なぜなら何日も暴落が続くことが多いからです。
暴落時に参考になる本 テンプルトン卿の流儀の引用
「テンプルトン卿の流儀」の本の内容で、とても大切なことが書かれているので一部紹介しますね。
他人が絶望して売っている時に買い、他人が貧欲に買っている時に売るには、最高の精神的強靭性が必要となるが、最終的には最高の報いが得られる。
強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、陶酔のなかで消えてゆく。
悲観の極みは最高の買い時であり、楽観の極みは最高の売り時である。
テンプルトン卿の流儀 ローレン・C・テンプルトン
投資の格言 落ちてくるナイフはつかむな
暴落時の格言に、このような言葉があります。
落ちてくるナイフはつかむな
引用元:投資の格言
暴落するときは、落ちるナイフをつかむようなもので、どんどん株価が下がります。
この投資の格言は、「暴落の途中で買わず、床にナイフが刺さった(底を打った)のを確認してから投資しましょう」という意味です。
私の過去の経験から、新聞の一面や、トップニュースとして出てくるようになると、底値に近いです。
市場が総悲観モードになったら買いのチャンス。
それまでは、株価の底打ちを確認するまで、あわてず買うのを辛抱することが大事です。
相場からしばらく離れる
投資初心者の人は、初めて株価の暴落を経験すると怖い気持ちになる人も多いはず。
そんなときに買い向かうのは、勇気が必要ですよね。
もし、暴落時に株を買うのが怖ければ、しばらく相場から離れて放置するのがおすすめ。
株価を見ないことで、恐怖心はなくなるし、含み損を気にする必要もなし。
株価暴落という嵐が過ぎ去れば、市場は落ち着きを取り戻し、株価は回復していきます。
絶対に売らない
そして、株価暴落時に一番重要なことは、絶対に売らないことです。
怖くなって売却すると、最安値で株を手放すことになります。
株式投資の最大の目的は、お金を増やすことですよね。
お金を増やしたいのに、暴落が怖いからと株を売ってしまったら、投資した資金を減らすことに・・・。
先ほども紹介したとおり、株価暴落時は買いの大チャンスです。
株を売ってしまったら、せっかくのチャンスを自ら逃すことになってしまいますよ。
株価暴落時に勇気を持って買った人は、株価が回復したときに、利益を手に入れることができるのです。
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株式投資をするときは、普段から暴落したときに備えて、心理的にも金銭的にも準備をしておきましょう。そうすれば余裕をもって対処できます。
まとめ
今回は、投資歴20年の私が経験した過去の暴落と、株価が暴落したときの対処法について紹介しました。
投資家としてずっと生き残るためには、暴落したときに、損切りをせず、勇気を出して買い向かうくらいの覚悟が必要。
そうすれば、市場が回復したときに恩恵を受けることができます。
普段から暴落したときに備えて、投資するお金を準備したり、どうするのかをあらかじめ決めておきましょう。
自分のオリジナルマイルールを決めておくと役立ちますよ。
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