先日ブログ内で紹介したとおり、FP2級に無事合格できました。
>関連記事【FP3級・FP2級きんざい】2022年の合格発表はいつ?5月のFP2級の実技試験に合格しました!
FP2級に合格してから、次は何の資格を取ろうかずっと悩んでいました。
そして主婦の私が悩んで考えた資格が、簿記1級かFP1級のどちらか。
簿記2級・FP2級まで資格を取得できたら、やっぱり次は1級かなと思います。
FP1級と簿記1級のどちらも難易度が高いので迷いましたが、ネットで色々調べて簿記1級に決めました。
ちなみに簿記1級は、8年前に1度受験して不合格でした。
簿記1級に再チャレンジしようと思います。
>関連記事主婦が独学で簿記1級に再チャレンジ!8年前に初受験したときは不合格でした
今回は、FP1級か簿記1級のどちらかで迷っている人向けに、簿記1級とFP1級の難易度と勉強時間の違い、FP1級の受験を断念した理由を紹介します。
簿記1級とFP1級どっちの資格を取るべき?難易度と勉強時間の違い
簿記1級とFP1級の合格率は?
【簿記1級】約8~10%
【FP1級】 約10~12%(学科)約90%(実技)
合格率で比較すると、簿記1級もFP1級も同じくらいのレベルです。
簿記1級の合格率は、平均すると約10%前後。難しいときには、10%を切ることもあります。
対してFP1級の合格率は、約10%くらい。年度によって合格率は10%を切ったり、10%を上回るときもあります。
簿記1級とFP1級の合格基準は?
【簿記1級】100点満点中70点以上
【FP1級】120点満点中60点以上(きんざい)
合格基準で比較すると、簿記1級の方が難しいです。
簿記1級は、4科目全体で7割以上の点数を取る必要があり、さらに1科目ごとの点数が10点以下の場合は不合格になります。
つまり苦手科目を作らずに、全ての科目でまんべんなく点数を取らなければいけません。
FP1級の場合は、単純に120点満点中60点以上取れれば合格です。
足切りがないので、苦手な科目があってもOK。得意科目で点数を稼ぐこともできます。
簿記1級とFP1級の勉強時間は?
【簿記1級】800~1,000時間
【FP1級】500~600時間
勉強時間で比較すると、簿記の方がFPよりも勉強時間が多めです。
簿記の勉強時間が必要な理由として、テキストの量の多さがあります。
テキストは、商業簿記・工業簿記を合わせると8冊くらい。
さらに簿記がFPと違うのは、計算問題が多いことです。計算問題は応用力が問われるので、合格レベルに達するまでには時間がかかります。
資格を取るならFP1級?簿記1級? FP1級の受験を断念した理由
- 実務経験がないとFP1級を受験するまでのプロセスが多い
- AFPの費用とCFPの受験などにお金がかかる
- FPは名称独占業務だから
- 簿記1級は税理士の道があるから
FP2級合格の流れから本当はFP1級が良かったけど、色々調べているとちょっとハードルが高くて断念することに。
FP3級→FP2級に合格した後は、効率的に勉強するならFP1級という流れですよね。
だけどFP1級は、FP2級に合格しただけでは受験できません。1年以上の実務経験が必要です。
実務経験がないとFP1級を受験するまでのプロセスが多い
- 1年以上の実務経験が必要
- 実務経験なし「AFPの認定研修→CFPの6科目合格→FP1級実技試験に合格」
FP1級をやめた理由は、実務経験が必要なこと、実務経験がない人は「AFPの認定研修→CFPの6科目合格→FP1級実技試験に合格」と、FP1級の資格を取得するまでのプロセスが多いからです。
AFPの費用とCFPの受験などにお金がかかる
実務経験なしでFP1級を受験する場合、AFPの認定研修(8,800円~)、AFP入会金・登録料(2万2,000円)、CFPの6科目受験料(27,500円)、FP1級の受験料(2万5,000円)など合わせると、10万円近くお金がかかります。
項目 | 金額 |
---|---|
AFP認定研修(技能士課程) | 8,800円~ |
AFP入会金・登録料 | 22,000円 |
CFP6科目受験料 | 27,500円 |
FP1級受験料(きんざい) | 25,000円 |
FPの仕事をするわけではないので、これだけのお金をかけて取る必要はないかなと判断しました。
FPは名称独占業務だから
主婦の人が資格を取るだけなら、お金をかけてまでFP1級を取る必要がないような気がします。
それにFP1級があるからと言って就職ができるかどうかも微妙です。FPは国家資格ですが、資格を取得しても独占業務はできません。
簿記1級は、税理士の道があるから
それに対して簿記1級の場合は、合格すれば「税理士」の受験資格が得られます。税理士はもちろん独占業務が可能。
これから先勉強を続けるなら、「簿記1級」→「税理士」の道がある簿記1級の方がいいかなと思いました。
まとめ
今回は、資格を取るなら簿記1級とFP1級のどちらがいいか、簿記1級とFP1級の難易度と勉強時間の違い、FP1級の受験を断念した理由について紹介しました。
合格率で比較すると、どちらも合格率は10%前後で同じくらいのレベルです。
だけど、勉強時間や合格基準で比較すると、簿記1級の方がFP1級よりも難しいです。
簿記1級とFP1級のどちらを選ぶかは、自分の置かれている状況次第かなと思います。
税理士を目指したいなら簿記1級の方がいいし、実務経験があるならFP1級の方が取りやすいと思います。
私は実務経験がないので、FP1級を勉強するのはやめました。
実務経験がないと合格するまでの過程が多いし、お金がかかるからです。