
株式投資を始めたいけど、銘柄選びの方法が分かりません。

銘柄選びの重要なポイントは、自分の好きな会社を選ぶことです。あとは、注意点を参考に選んでみて下さいね。
株式投資初心者の人は、いざ株式投資を始めようと思っても、銘柄が多すぎてどの銘柄を選べばいいのか分かりませんよね。
だけど銘柄選びは、そんなに難しく考える必要はなくて、自分の好きな会社を基準にすると簡単に見つかります。
株の銘柄選びのコツは、
好きな会社を選ぶこと
です。
今回は、株式投資初心者向けに株式投資をする際の銘柄選びの注意点を紹介します。
【投資初心者向け】株式投資をする時の銘柄選びのコツと方法

銘柄選びに迷ったら好きな会社を選ぶこと
株式投資を始めたいけど、銘柄選びが難しい・・・。
投資初心者の頃によくある悩みですよね。
銘柄選び最大のポイントは、
自分の好きな会社を選ぶこと
この一言に尽きると思います。
言葉を変えると、応援したい会社。
好きな会社は、たとえば自分がいつも愛用している商品を作っている会社だったり、好きな商品を作っている会社だったり。
銘柄選びに迷ったら、ザーッと、好きな会社、応援したい会社を一覧にして書き出してみましょう。
次に、投資の目的に合わせて銘柄を絞っていく
好きな会社を選んだら、次は自分の投資の目的に合わせて銘柄を絞っていきましょう。

投資で重視する目的は何ですか?

株主優待品に興味があるので、優待目的です。

配当金が欲しいので、配当目的です。
株式投資をすると、株式を売買して得られる売買益だけじゃなくて、ずっと売らずに保有して得られる株主優待品や配当金を受け取ることができます。
投資初心者の頃は、売買益だけを狙っても上手くいきません。短期売買は、上手くいけば儲かるけど、失敗すれば大損することも。
そこで投資初心者におすすめなのが、株主優待品や配当金がもらえる長期投資です。
長期投資をすれば、日々の株価の変動を気にすることなく長期で資産形成ができます。
投資に馴れてきてから、売却益(キャピタルゲイン)と、配当金(インカムゲイン)を併用していくのがおすすめ。
>関連記事含み損は気にしないのが1番!売らずに長期投資をするのが最強の投資法
株主優待品目当てなら、
欲しい優待がもらえる会社
配当金目当てなら、
配当利回りの高い会社
を選びましょう。
株主優待目当て・高配当株の銘柄選びの注意点


最大の注意点は、優待廃止や減配されることがあります。
株主優待品目当ての注意点は何?
- 優待廃止のリスクがあること
株主優待品が欲しくて株を買ったのに、ある日突然、株主優待制度が廃止に・・・なんてことがあります。
企業が株主優待を実施する目的は、自社の株主を増やしたいからです。
そして人気優待銘柄になると、株主数も〇十万人。優待のコストだけでもすごいことになりますよね。
最近の傾向としては、優待は不公平感があるので廃止して、その分、配当で利益を還元する会社も出てきました。

私が保有しているオリックスやJTも優待を廃止しました。
優待目当ての投資をするときは、優待廃止のリスクがあることを理解して投資をしましょう。
高配当株を選ぶときの注意点は何?
- 配当金が減るリスクがあること
高配当株のメリットは、何といっても受け取れる配当金が多いこと。
たとえば100万円を投資した場合、1%の低配当株と、3%の高配当株を比較してみると、
配当利回り | 配当金 |
---|---|
1% | 10,000円 |
3% | 30,000円 |
上記のような結果になります。
1%の低配当株と3%の高配当株、もらえる配当金の差はなんと20,000円です。
この差は大きいですよね。
だけど、優待銘柄と同様に、高配当株も減配のリスクがあります。

高配当株は、ヤフーファイナンスで調べることができますよ。
>配当利回り(会社予想):株式/株価ランキング – Yahoo!ファイナンス
どうすれば株式投資のリスクを減らせるの?

少しでもリスクを減らすためには、企業分析が大事です。ポイントはこの5つ。
- 赤字でない会社
- 配当性向が高くない会社
- 自社製品を優待にしている会社
- 有利子負債が少ない会社
- 利益剰余金が多い会社
赤字でない会社
毎年、安定して利益を出している会社が理想的。
配当金や株主優待品が受け取れるのも、企業が安定して毎年利益を出しているからこそです。
逆に、赤字の会社は、いつ優待を廃止したり減配してもおかしくありません。
自社製品を優待にしている会社
優待銘柄の注意点は、自社製品を優待にしているかどうか。
自社製品を優待にしている会社の方が、自社製品以外を優待にしている会社よりは、優待廃止のリスクは少ないです。
中には、自社製品の場合でも優待を廃止した会社もあるので一概には言えないけど・・・、両者を比べるとリスクを減らすことができるかなという感じ。
配当性向が高くない会社
そして、高配当株を選ぶときは、配当性向を必ず確認しましょう。
配当性向とは、1株あたりの利益に対する配当金の割合のことです。
つまり1年間で儲けた利益に対して、いくら配当金を出しているかということ。
中には、配当性向が100%を超えている会社もあるので注意が必要です。

配当性向は、会社四季報で確認できますよ。会社四季報は、証券会社にログインすると見えます。

JTの場合を例にとると、1株利益が262円、1株当たりの配当金が188~196円になっていますよね。
188円÷262円=71% 196円÷262円=75%なので、
JTの配当性向は、71%~75%になります。
配当性向が低いほど、配当余力があるということです。
有利子負債が少ない会社
有利子負債とは、かんたんに言うと借金のことです。
有利子負債は、銘柄選びで、必ずチェックして欲しいポイントになります。
有利子負債が多い会社は、借入金の返済や利息の支払いが多いです。
なので、有利子負債が少ない会社に比べると、業績を圧迫してしまいます。
つまり、有利子負債が少ない会社を選ぶと投資のリスクを減らすことができます。
合わせて、自己資本比率もチェックしておくと安心ですね。

自己資本比率も会社四季報に載ってます。先ほどのJTの四季報に、ピンクのラインを引いているので確認してみてくださいね。
利益剰余金が多い会社
有利子負債とは逆に、利益剰余金は、これまでに企業が貯めてきた利益のことです。
利益剰余金が多いほど、配当余力もたくさんあり、安定した利益の分配につながります。
ぜひ、銘柄選びをするときは、上記の5つを必ずチェックしてみてくださいね。
まとめ

「貯金から投資へ」の流れが加速していますね。
来年から新NISAが始まり、これからは、株式投資が当たり前の時代になるかも。
>関連記事NISAとは?NISAの見直しで制度はどう変わるの?2024年から非課税期間が無期限に!
だけど、株式投資をするときに何も知識がない状態だと、失敗するリスクが高くなります。
株式投資をするためには、勉強が不可欠です。
ぜひ株式投資を始める前に、お金の勉強から始めてみてくださいね。