資格試験で合格するために欠かせないのが、暗記ですよね。
だけど、実際に暗記するとなると膨大な数で途方にくれそうに・・・。
暗記が苦手です。どうすれば暗記ができますか?
暗記のコツは、脳の仕組みを利用して効率的に覚えること。先に紹介しておくと、以下の5つです。
- 声に出して覚える
- 紙に書いて覚える
- 関連のあるものはまとめて覚える
- 意味を深く理解して覚える
- 覚えられないところは復習して覚える
「ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線」を知ると、脳の仕組みが分かる?
忘却曲線によると、人間はすぐに忘れてしまうことが分かります。つまり、忘れるのは当たり前なので、忘れないためには繰り返すしか方法がないということ。
今回は、独学で資格試験の勉強をするときの暗記のコツを紹介します。
暗記がなかなかできなくて困っている人の参考になると嬉しいです!
【FP・宅建】資格試験の勉強をするときの暗記のコツ
暗記のコツを5つ紹介しますね。
- 声に出して覚える
- 紙に書いて覚える
- 関連のあるものはまとめて覚える
- 意味を深く理解して覚える
- 覚えられないところは復習して覚える
声に出して覚える
暗記のコツ1つめは、「声に出して覚える」です。
勉強中って意外と黙々と声を出さずに勉強していることが多いもの。
暗記は、目で見て覚えるよりも耳から聴く方が覚えやすいです。
たとえば、音楽を聴くとき。いつの間にかメロディと一緒に歌詞がスラスラ思い浮かぶことはありませんか?
音と言葉がセットで耳に入ってくるので脳に刺激があるからです。断然、脳は単調よりも刺激的な方が記憶として残ります。
他にも、リズムに合わせて語呂合わせもおすすめです。
今日から黙々と勉強するのをやめて、どんどん声に出して覚えてみましょう。
紙に書いて覚える
暗記のコツ2つめは、「紙に書いて覚える」です。
資格の勉強の暗記に欠かせないのは、とにかく紙に何度も書いて覚えること。
紙に書き出すことで、記憶が整理できて暗記がスムーズになります。広告の裏でもいいので、覚えられない所はどんどん書いて覚えましょう。
さらに、該当のテキストページには、目立ちやすいようにカラーのマーカーやふせんを使うとより効果的です。
目立ちやすいようにすることで、テキストを開けば、暗記できていないところが一目で分かるし、より一層、記憶として定着しやすいメリットが。
関連のある項目はまとめて覚える
暗記のコツ3つめは、「関連性のある項目はまとめて覚える」です。
暗記をするときは、効率的に覚えるのがコツ。
ただやみくもに覚えても、すぐに忘れてしまいます。
それに、全部の範囲を個別に覚えようとすると、時間がかかって非効率。
関連のある項目は一緒に覚えると効率的に勉強ができるし、暗記の時短にもなります。
ぜひ、関連のある項目は一覧にしてまとめて覚えてみて下さいね。スムーズに暗記ができるようになりますよ。
意味を深く理解して覚える
資格の勉強をしていると、似たような項目があって頭が混乱することがありますよね。結局、どうやって解けばいいのか分からず・・・なんてことも。
いつも解けるのに本番の試験でもし解けない場合は、言葉の意味や定義をしっかり理解出来ていないからです。
なぜかと言うと、試験では言葉を変えて違う視点から聞かれるから。
脳は、きちんと理解したときにより記憶として定着するという仕組みがあります。
なので、しっかり深いところまで理解する方法で覚えると、記憶として長い間、残りやすいし試験でしっかり点数が取れるようになりますよ。
人に教えられるくらい覚えたら完璧です。ぜひ試してみて下さいね。
覚えられないところは復習して覚える
そして最後の暗記のコツ5つめは、「覚えられないところは復習して覚える」です。
1度勉強しただけで覚えられるなんて思ったら大間違い。
暗記で重要なのは、とにかく何度も繰り返すこと。繰り返しに勝るものはありません。
記憶として定着させるには、「何度も繰り返して脳にこれは大事な情報ですよ」という信号を常に送ることが重要です。
繰り返すことで、いつの間にか苦手だったところも解けるようになることも。
それだけ繰り返すということは、暗記に欠かせないことです。
復習するのにおすすめのタイミングは?
- 寝る前
- 翌日
- 1週間後
- 1ヶ月後
その日勉強した内容は、その日の夜にもう一度軽く目を通すくらいでOK。
なぜなら、目を通す程度ですぐに思い出すからです。
寝る前の勉強は、記憶として残す意味でもおすすめ。脳の仕組みによると、寝ているときに記憶として定着するので寝る前に覚えると効果があります。
時間に余裕があれば、翌日・さらに1週間後にもう一度見直せば完璧。
あとは、最低でも1ヶ月以内にもう一度復習をするのがおすすめです。
復習は、繰り返せば繰り返すほど暗記の効果がありますよ。
脳の記憶の秘密!?ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線って何?
ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線とは
「忘却曲線」とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスという人が発表したものです。
20分後には42%忘れる
引用元:ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる
人間はすぐに忘れる生き物
人間の記憶は、「忘却曲線」によって1時間後には、56%を忘れてしまうそうです。
上記のとおり、人間はすぐに忘れてしまうことが分かりますね。
脳の仕組みを知ると、すぐに忘れてしまうのも納得できますね。勉強の日々の記録も残しておくと後で役に立ちますよ。
>合わせて読みたいメモを取る効果(メリット)は何?メモを取ることは投資家の人や資格の勉強をしている人にもおすすめ!
まとめ
今回は、資格の勉強をしている人向けに、暗記のコツを紹介しました。
やみくもに覚えても、すぐに忘れてしまうもの。
暗記は、コツさえつかめば自然と出来るようになってきます。大事なのは、脳の仕組みを利用して効率的に暗記をすることです。
ぜひ今回の記事を参考に暗記にチャレンジしてみて下さいね。