マイホームは、みんなの憧れですよね。
もし自分の家があったら、何をしようかな・・・と想像すると、ワクワクします。
でもその前に、現実問題として直面するのがお金の問題です。
我が家が家を買わない1番の理由が、借金をしたくないから。
家は土地と合わせて買うとなると、最低でも約3,000万円はかかりますよね。
マイホームは、みんなの夢と同時に、人生最大の大きな買い物です。
これから先の長い人生の中、何があるか分からないのに大きな借金をするのは最大のリスクを背負う覚悟が必要。
たとえば、リストラ、離婚、病気、インフレ、戦争、コロナウイルス、災害など
最近では、記録的な円安により物価高で生活するだけでも大変になっています。
給料は上がらないのに出費が増える一方・・・、住宅ローンは言わば借金。借金をすれば生活はますます苦しくなるばかりです。
結婚したら家を買うのが当たり前の時代ではなくなりました。賃貸という選択肢も視野に入れると生活はグッと楽になります。
今回は、40代夫婦が家を買わない理由と、家を買わなくて良かった理由を紹介します。
40代夫婦が家を買わない理由
- 住宅ローンを組みたくないから
- 近所付き合いが大変だから
- 家の管理が面倒だから
結婚してから今までの間に、3回くらい家の購入を検討したことがあります。
1回目は結婚するとき、2回目は中古住宅が安く売られていたとき、3回目は子育てが一段落したとき。
だけど、結局3回とも購入には至りませんでした。なぜかというと・・・。
住宅ローンを組みたくないから
家を買いたくない最大の理由が、住宅ローンを組みたくないからです。
住宅ローンを言い換えると、借金ですよね。
家を買うと40年近い返済期間、3,000万近い借金を背負うことになります。
我が家は夫婦どちらとも借金をするのが嫌いなので、もし家を買うとしたら、現金一括払いになると思います。
家の購入を検討した3回とも結局、家を一括で買える余裕のお金はなく、断念しました。
今考えると、あのとき買わなくてよかったと思います。
近所付き合いが大変だから
家を買いたくない理由は、近所付き合いが大変だからです。
賃貸ならほとんど近所付き合いはありません。最低限の付き合いで済みます。
家を買うと、基本的には一生涯その場所で暮らすことになります。
近所に面倒な人がいたら、ずっと付き合いが続きます。
かといって、賃貸と違い引っ越しも容易ではありません。
考えるだけで、面倒ですね。賃貸の気楽さには勝てません。
家の管理が面倒だから
家を長持ちさせるためには、日頃からメンテナンスと修繕が欠かせません。
外壁塗装、屋根、水回りなど
持ち家だと、家を購入してから10年後には、修繕やリフォームが必要になります。
さらに地震や水害などの災害があれば、家を失うリスクもあります。
日ごろから家の管理も必要です。
その点、賃貸は自分で修繕をする必要がないので、心配することなく、気楽に過ごせます。
40代の夫婦が家を買わなくて良かった理由
- 生活にゆとりがあるから
- 維持費などコストが安いから
- お金を運用して増やせるから
- 家は資産価値がないから
- 家は早く買えば買うほど古くなるから
生活にゆとりがあるから
家を買わなくて良かった最大の理由は、生活にゆとりがあることです。
家賃は必要な出費と割り切れば、もったいなくはありません。
家賃の安い所に住めば、かなりお得な生活ができます。
家賃よりも問題なのが、住宅ローンを組むことです。
生活が苦しくなる理由が、利息の支払いをすることだから
ローンを組まないと、余計な利息を支払う必要がないので、お金が貯まります。
生活にゆとりがあるおかげで、精神的にもとても気楽に過ごせます。
借金の返済に悩むこともありません。ローンの支払いのために、仕事に追われることもなしです。
ローンを組まないので、時間とお金に余裕ができて、好きな物を買ったり、好きなことをしたり、ゆとりのある生活が送れます。
こんな風に生活にゆとりがあるのもローンを組まないおかげです。
維持費などコストが安いから
賃貸なら、お金がかかるのは、家賃、更新料、光熱費など。
対して、持ち家は、お金に羽が生えたようにどんどん出ていきます。
なぜかと言うと、
- 固定資産税
- 保険料
- ローンの支払い
- 修繕費
持ち家は、持っているだけで、上記のような維持費がかかりますよね。
例えば、固定資産税は典型的な例です。
さらに、賃貸と比べると、部屋数が多いので、光熱費の支払いも桁違い。
家の雰囲気合わせて、家具や家電を揃えると、やっぱりコストがかかります。
お金を運用して増やせるから
家を買わないと、基本的にお金が貯まっていきます。
なぜなら賃貸の場合、賃料以外に余分にお金が出ていくことがないから。
そして貯金の一部を株式に投資して、お金を増やしています。こんな風に投資ができるのも、やっぱり家を買わないおかげです。
株式投資は、高配当株に投資すればお金が増えていきます。
ローンを組めばお金を借りる側になり利息がかかるけど、株式投資は逆に利息(配当金)がもらえるのがすごいところです。
>合わせて読みたい株式投資をした方がいい理由は何?主婦が投資をして良かったこと
家は資産価値がないから
新築の家は、購入した瞬間から資産価値が2割下がると言われています。
3000万円で購入したとすると、買った途端2400万円です。
しかも、一部の地域を除いて地価は下がり続けています。
家は高額の買い物にも関わらず、一部の地域を除いて、資産価値は全くありません。
家は不動産ではなく、「負動産」と言われるのもよく分かりますね。
それなら資産価値のある、株式投資や不動産投資をした方が、お金を有効に生かして増やせます。
資産と負債の違いを学べば、家を買うことが何故損をするのかが分かりますよ。私は「金持ち父さん貧乏父さん」の本を読んで価値観が変わりました。以下の記事からどうぞ。
>関連記事資産と負債の違いは何?お金持ちになるために知っておきたいこと
家は早く買えば買うほど古くなるから
家を買うなら早い方がいいって言いますよね。
それに賃貸の家賃を払うより、自分のものになる家の方がお得!というのもよく聞く言葉です。
でも家を早く買えば買うほど、家はどんどん古くなっていきます。
一般的に家の寿命は、木造で大体約30年程度です。
あまりに家を早く買いすぎると、老後を迎えるまでに家の建て替えの時期になったり、家の修繕にお金がかかってしまいます。
結局、家を持つことはいつまでもお金がかかるということです。
さらに家にも流行があり、10年くらい経つとデザイン的にも古さを感じますよね。
お金が貯まった頃に買えば、おしゃれな最新の設備付きの家が買えます。
まとめ
新築の家は次々に建って住宅は増え続けているのと同時に、空き家もどんどん増えています。
これからますます少子高齢化社会になって世帯数は減り、さらに空き家は増える一方です。
住宅は余っているのに、新築の家が増えているというのも、変な話ですよね。
もし今後、家を買うことがあるとすれば、貯金に余裕があって、お得な物件を見つけたときです。
それまではしっかり貯金をして、一括払いができるようにしたいと思います。
お金の勉強におすすめの本です。マイホームのデメリットについても詳しく紹介されています。持ち家を買う前にぜひ読んでみて下さいね。