2021年(令和3年度)10月に宅建を初受験して、主婦の私が独学で宅建に一発合格しました。
今回は、主婦の私が宅建を初めて受験した感想と、試験前日と当日の勉強した内容を紹介します。
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令和3年度 宅建の試験前日と当日の勉強内容
宅建の試験前日の勉強内容
私が試験前日に勉強したことは、以下の4つです。
- 予想模試を解く
- 法改正・統計問題の確認
- 苦手なところの見直し
- よく間違う問題の見直し
試験前日は、本番の予行演習のために、予想模試を1回分解きました。
余計な知識を覚えようとはせず、自分が苦手なところや、よく間違う問題を確認するなど、勉強の範囲を絞って重点的に覚えました。
試験の直前にいつもと違う難しい問題を解くと、焦るからです。
統計問題と法改正は、かんたんに数字や内容を確認した程度。
とにかく後悔しないように、時間の限り精いっぱいやれることは全てやりました。
宅建の試験本番当日朝の勉強内容
私が試験当日の朝に勉強したことは以下の5つです。
- 基本問題を解く
- 基本の確認
- 苦手なところの見直し
- よく間違う問題の見直し
- 法改正・統計問題の確認
試験当日の朝は、かんたんな基本問題を数問解きました。
あとは、法改正・統計問題、基本的な数字や単語をきちんと覚えているかを最終確認。
自分の苦手なところや、よく間違う問題は、自分でまとめた用紙を試験会場に持って行き、移動中・空き時間に何度も見直しました。
令和3年度 宅建の試験を初受験したときのこと
宅建の試験は13時から 昼食は軽めに済ませる
宅建の試験は13時からなので、昼食は軽めにうどんを食べて、眠くならないようにコーヒーも飲みました。
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試験会場に行くと、緊張と不安でドキドキです。自分に気合を入れるため、
絶対に合格する!
と自己暗示をかけました。
とにかく日頃の勉強の成果を発揮させるためには、落ち着くことが重要だと思いました。
落ち着くために、深呼吸をして精神を安定させました。
令和3年度 宅建を初受験したリアルな感想
試験は13時から15時まで。試験開始の合図と同時に問題を開きました。
私が宅建の科目を解く順番は、いつも以下の順番。権利関係を最後に回すのは、一番難しいからです。
- 法令上の制限
- 税法・その他
- 宅建業法
- 権利関係
法令上の制限は難問が多く、いきなり全くみたことがない問題が出題
さっそくいつものように、法令上の制限から取り掛かろうとすると、過去問では全く見たことがない問題がいきなり出題されました。
いつもならすんなり解答できるはずが、次の問題も・・その次の問題も全く分かりません。
最初からいきなり解けない問題ばかりで、解答用紙は白紙のままです。
いきなり不意打ちをくらってしまい、
このままでは受からないかも・・・どうしよう。
と弱気になってしまいました。
それと同時に時間も過ぎていき、かなり焦りが出始めました。
このままでは、今まで勉強してきたことが無駄になってしまうと思い、
解ける問題から解こう!
と冷静に気持ちを切り替えました。
とにかく今回の「法令上の制限」の問題は、難問が多かった印象。
宅建業法は基本的な問題ばかり出題
いつものペースを取り戻せたのが、税金のところと宅建業法から。
とくに宅建業法は、さっきまでの難しさが嘘みたいに基本的な問題ばかりでした。
拍子抜けして、いつもの自信を取り戻し、宅建業法の解答欄を埋めて、最後の難関、権利関係に取り掛かりました。
この時点でまだ試験の残り時間は、1時間以上ありました。
権利関係は、いつもほど難しい感じはなく、基本的な問題が多かった気がします。それでも数問は、難しい問題がありましたが。
私がいつも苦手にしている、区分建物所有法と不動産登記法が基本的な問題ばかりで、すんなり解けました。
5問免除の問題も今回は、かんたんな基本問題が出ました。たまに難問が出て、点数が全く取れない時があります。
最後に、法令上の制限の全く分からなかった問題をじっくり読んで解きました。
1回目に読んだときよりは理解できましたが、夜の解答速報で答え合わせをしてみると間違えていました。
最後に時間が余ったので、自信のない問題を一通りかんたんに見直しをして、あっという間に2時間の試験が終了です。
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宅建 夜の解答速報での自己採点は40点
試験当日夜の解答速報での宅建の自己採点結果は、40点でした。
合格予想点が35点くらいだったので、マークミスがなければ合格です。
自己採点するときは緊張しました。
予想点の結果から、今回の試験は難しいという印象。
合格予想点を超えていたとはいえ、合格発表まで1ヶ月以上あるので、合格が確定するまでは不安でした。
宅建の自己採点結果の点数の内訳
自己採点結果は以下のとおりです。
【権利関係】10/14点中
【法令上の制限】7/11点中
【宅建業法】18/20点中
【土地・建物ほか】5/5点中
合計 50点中40点
法令上の制限以外の分野で、しっかり点数が取れました。とくに権利関係で10点取れたのが大きいです。
令和3年度 宅建の合格発表
12月1日、ついに合格発表の日がやってきました。
前日からドキドキです。当日は朝から落ち着きません。
合格発表のある9時30分になって、自分の受験番号を手元にいざ合格者の確認です。
HPには、合格者の番号がズラッと並んでいました。私が受験した地域でもたくさんの人が受けていたので、自分の番号を調べるのも一苦労です。
自分の受験番号があるかどうか緊張の一瞬です。一つ一つ見逃さないようにじっくり確認して・・・
そして、たくさんある番号の中から自分の番号を見つけました。
見つけた瞬間、大喜びしました。今まで毎日勉強した努力の甲斐があります。
そして合格発表の翌日には、書留で合格証書が届きました。合格証書の発送が早くてびっくりです。
令和3年度10月宅建試験受験者数・合格点・合格率
12月1日に合格点の発表がありました。今回の試験の合格点は、34点でした。
予想の点数よりも1点低かったです。
【受験者数】209,749人
【合格者数】37,579人
【合格率】17.9%
【 合格点】34点以上
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まとめ
宅建の試験を初受験した感想は、いくら勉強していても、本番ではやっぱり難しいと感じました。
上位17%の人しか受からない試験なので、難しいのも納得です。
試験で日ごろの成果を発揮するには、初めて見た問題をいかに冷静に解けるかが、重要だと思いました。
宅建は、基本を完璧にマスターしていれば、ギリギリ合格点が取れる試験だと思います。
あとは、プラスαの知識(解いた問題の数や応用の知識)が、点数の差に表れてくるのかなと感じました。
合格するために一番重要なのが、【落ち着くこと】と【最後まであきらめないこと】の2つ
私が独学で一発合格したのは、この2つを実行に移したからです。
今回の試験で私があきらめていれば、合格はなかったかもしれません。
今まで勉強をしてきた自分を信じて、最後まであきらめなかったおかげで合格をつかみました。
宅建は難しいけど、基本が重要だと実感しました。自分に合ったテキストを使うのがポイントです。