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【FP2級実技】不動産の建築面積と延べ面積の解き方 ルールを覚えればかんたん!

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この記事は約4分で読めます。

FPの不動産の科目は、宅建で勉強する内容と同じなので、宅建を1度勉強したことのある人にとっては、基本的な問題ばかり。

ナナ
ナナ

私は宅建で1度勉強しているので、不動産の問題は得意です。

だけど、不動産を初めて勉強する人は、馴染みのない問題が多く難しいですよね。

そこで今回は、苦手な人のために、FP不動産の建築面積と延べ面積の解き方を紹介します。

ナナ
ナナ

もし不動産の問題の解き方で分からない所があれば、気軽に質問してくださいね。

FP2級 不動産 実技問題 建築面積と延べ面積の解き方

FP2級の不動産の実技問題で毎回出題されるのは、建築面積と延べ面積の問題。

最初は難しいかもしれませんが、解き方とルールさえ覚えてしまえば、かんたんに解けるようになります。

ナナ
ナナ

ぜひ下記の解き方を参考に、何度も解いてみてくださいね。

建築面積の解き方

建築面積とは建蔽率のことで、建築物の建築面積の敷地面積に対する割合のこと(53条1項)

ナナ
ナナ

耐火建築物は+10%

角地は+10%と、

指定建蔽率に加算する数値と場合を覚えます。

  • 防火地域に、耐火建築物を建てる場合は、+10%加算
  • 準防火地域に、耐火建築物または準耐火建築物を建てる場合は、+10%加算
  • 特定行政庁の指定する角地の場合は、上記に加えて+10%加算

建蔽率が80%の地域は例外で、常に100%です。

ナナ
ナナ

実際の問題を解いてみましょう。

引用元:きんざいFP2級 試験問題2022年1月
問題

甲土地に耐火建築物を建築する場合における、建蔽率の上限となる建築面積を求めなさい。

解き方
  1. 準防火地域に耐火建築物を建築するので、+10%
  2. 特定行政庁が指定する角地なので、+10%
  3. 問題文の指定建蔽率は60%なので、上記の合計+20%を加算して建蔽率80%になります。
  4. 敷地面積×建蔽率=建築面積
  5. 600㎡×80%=480㎡
答え

480㎡

延べ面積の解き方

延べ面積とは容積率のことで、建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合のこと(52条1項)

道路の幅のことを幅員といいます。

容積率は、前面道路の幅員が、12m未満の場合に制限があります。

ナナ
ナナ

道路が12m未満の場合のみ、計算が必要です。

  1. 2つの道路に面している場合は、道路の幅(幅員)の広い方を選びます。
  2. 道路の幅の広い方×10分の4または、10分の6をかけて容積率を計算します。
  3. 問題文にある指定容積率と、道路の幅の広い方で計算した容積率の、小さい方を選びます。

住居系は幅員×10分の4、その他は幅員×10分の6です。

10分の4か、10分の6かどうかは、問題文にあります。

ナナ
ナナ

実際の問題を解いてみましょう。

引用元:きんざいFP2級 試験問題2021年9月
問題

甲土地に耐火建築物を建築する場合における、容積率の上限となる延べ面積を求めなさい。

解き方
  1. 2つの道路(6mと4m)のうち、幅員の広い方は6mです。
  2. 前面道路の幅員6m×10分の4=240%
  3. 指定容積率200%と、前面道路の容積率240%の小さい方を選びます。
  4. 小さい方は、200%
  5. 敷地面積×容積率=延べ面積
  6. 440㎡×200%=880㎡
答え

880㎡

セットバックの解き方

建築基準法上の道路とは、幅員4m以上の道路のことをいいます。

建蔽率と容積率の問題を解く時に、必ずチェックすることがあります。それは、幅員が4m以上あるかどうか。

幅員4m未満の場合は、セットバックが必要になります。

セットバックとは、幅員4m未満の場合、道路中心線から2m後退した部分を、道路の境界線とみなすことです。

反対側が、がけ地の場合は、中心線からではなく、がけ地側から2mセットバックします。

問題を解くときは、セットバックした面積を、敷地面積から引きます。

ナナ
ナナ

実際の問題を解いてみましょう。

引用元:きんざい FP2級試験問題 2019年5月
セットバックの解き方
  1. 甲土地は幅員4m未満の道路に面しているので、セットバックが必要です。
  2. 道路の中心線から2m後退させます。セットバックした甲土地の敷地1mは、道路とみなされます。
  3. セットバックした面積を引きます。
  4. 甲土地の敷地面積は、20m×(24m−1m)=460㎡になります。
引用元:きんざいFP2級 試験問題2019年5月
問題

(改)甲土地に耐火建築物を建築する場合、建蔽率の上限となる建築面積を求めなさい。

ナナ
ナナ

問題を解くときは、先ほど計算した敷地面積(460㎡)を使います。

解き方
  1. 建蔽率80%の地域なので、例外で建蔽率100%になります。
  2. セットバックした敷地面積に、上記の建蔽率をかけます。
  3. 460㎡×100%=460㎡
答え

460㎡

まとめ

今回はFPファイナンシャルプランナーの、不動産の実技問題の建築面積と延べ面積の解き方を紹介しました。

FPの不動産の実技問題は、パターン化されているので、基本のルールを覚えてしまえば、かんたんに解けるようになります。

計算問題は暗記よりも、何度も解いて解き方を覚えてしまうのが最も効率的な勉強法です。

何度も解いて解き方を覚えてくださいね。

この記事を書いた人
ナナ

こんにちは、「ねこのライセンス」のサイトを運営しているナナです。

株式投資・資格の勉強・音楽観賞・断捨離・ネコ・ヒゲダンが好きな40代専業主婦です。

【私の資格・投資経歴】

【20代】投資家デビュー
    簿記3級取得

【30代】簿記2級取得

【40代】登録販売者取得
    FP3級・FP2級取得
    宅建取得
    簿記1級取得

何の取り柄もない専業主婦の私が、「自分に自信をつけたい!」という思いで資格の勉強やブログをしています。

私の学んだ知識が、ブログを通じてみなさんの役に立つとうれしいです。

そして、私の夢はいつかブログで稼げるようになること。

私は人見知りで人付き合いが苦手なので、外で働くのは正直怖いです。なので、自宅に居ながら好きなこと(ブログ)で稼げたらいいなと思っています。

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